EPMS : 充放電制御装置:特許公開番号2008271767 |
はじめに
車が走行する為に損失するエネルギー(=ガソリン消費)は全て熱となって大気中に放出されます。その大きな現象の1つがブレーキによる減速エネルギーの放出です。これを発電機によって電気エネルギーに変換し、バッテリーに蓄え、次回の加速時に使用することで積極的に燃費向上を行っているのが有名なハイブリッドシステムなのです。
EPMSはハイブリッドと同じ基本原理によって、減速時のエネルギーをバッテリに蓄え、加速時には発電量を低減してオルタネータの負荷を最小にすることによって、少ないアクセル開度(=エンジン出力)で所定の車速まで加速することを補助するものです。
オルタネータによるエンジン負荷(損失)は体感できます
ご自身のお車で、以下の手順によって試してみてください。
@エンジンを完全に暖機してアイドリングにします。
Aギアをニュートラルにしてサイドブレーキをしっかり引いてください。
Bエンジンキーを除いて、全ての電気負荷のスイッチをOFFにします。
エアコン、スモール/ヘッドライト、リアデッフォガ、ワイパー、ブレーキ、ハザード、オーディオ、ナビ、ルームランプ、パワーウインドウ・・・等々すべて
C軽くアクセルを踏んで、エンジン回転数を約2000rpmに固定します。
注意 : 一度2000回転付近になったらその位置から絶対にアクセルペダルを動かさないでください。タコメータの無いお車の場合は、エンジン音で体感してください。
D上記Cでしっかりエンジン回転数を固定したら、その状態でアクセルペダルを動かさずに以下のスイッチをほぼ同時にONにします。
エアコン(ブロアのみです、コンプレッサはONにしないでください)、スモール/ヘッドライト、リア デッフォガ、ワイパー、ブレーキ、ハザード、パワーウインドウ
Eどうですか?アクセルペダルは固定しているのにエンジン回転数が下がったと思います。
これがオルタネータの負荷(損失)なのです |
EPMSは、スロットルポジションセンサーの状態を読み込んで加速開始時から所定期間オルタネータの発電量を減少させます。そして同様に、減速時にはオルタネータの発電量を増加します。
これによって、車のあらゆる電気負荷の消費電力によるオルタネータの損失は、加速時には無くなってすばやくエンジン回転数が立ち上がります。
この時、一時的にバッテリが放電しますが、この放電電気量を補う為、減速時には積極的にオルタネータの発電量を増して充電を行うことによってエネルギー回収を行い、燃費を改善します。 |
量産されている最新型の低燃費車では同様のオルタネータ制御システムが組み込まれています。
実際に類似する数多くの特許が出願されていることから、その有用性が伺われます。
(例)
・特開平4−63639 車両充電発電機用制御装置 (デンソー)
・特開2003−61400 車両用発電機の制御装置 (日産)
・特開2002−165303 自動車用バッテリの充電制御装置 (日産)
・特開2003−47297 発電機の発電制御装置及び発電制御方法 (トヨタ)
・特開2002−223501 充電制御装置 (トヨタ)
これらはほんの一例で、ざっと見ても500件以上の出願があります。
また、現在のシステムでは通常の鉛バッテリーへ減速時のエネルギーを回生するようになっていますが、通常のバッテリは充電時の反応速度が遅いため十分なエネルギーを回生できません。今後ニッケル水素電池やリチウムイオン電池、及び電気二重層コンデンサの低価格化が進めば、それらの二次電池類に大電流の減速時発電電流を流して瞬時にエネルギー回生するこ
とで、更なる燃費向上効果が期待されています。 |
使用過程車両(既に販売されて使用中のお車)に装着可能な発電機制御装置を開発しました。
従来の自動車には、発電機制御の概念はありませんから、旧式車には何の仕組みも備わっていません。そのため、単純に加速中に発電停止+減速中に発電開始の制御を追加しただけではバッテリが過放電や過充電を起こして、最悪の場合加熱によるバッテリ内部ショートを起こして爆発に至ります。
当社技術は、そのような懸念が無く、旧式の車両にも発電機の充放電制御システムを装着可能にして燃費向上を図ります→特許取得済み。 |

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1)ご注文前に必ず取り扱い説明書を読んで取り付け方法をご確認ください。
2)EPMSと、お客様のお車との適合(装着可否)を判断するにはオルタネータ周りの配線図を確認する必要があります。原則として配線図の準備はお客様にてお願い致します(ディーラでCopyできます)が、入手が困難な場合は当社までお問い合わせください。
コピー頂いた配線図の画像若しくはスキャンしたデータをお送り頂きましたら配線箇所をご説明させて頂きます。
3)返金に関しては会社情報のページから「特定商取法に基づく表示」を参照してください
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EPMS取り扱い説明書PDF |
製品タイプ |
仕様 |
価格
(送料・代引き手数料別) |
EPMS |
12Vガソリン、
LPG又はディーゼル用 |
14,935円 |
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下記試験データでは試験距離が短く、5月〜8月の夏季データ(エアコン使用)のみとなっていますのでばらつきを含んでいますが、満タン法測定で以下のようになっています。J−AFCが巡航時の燃費効果が大きいのに対して、EPMSは加減速の多い走行で特に夜間走行での燃費改善に効果があります。
(満タン法測定では誤差低減の為、必ず45L以上の燃料を消費したあとで給油し、計算しています)
注1)下記グラフ内記載のJ-AFCについては別ページでご覧ください。
注2)このデータは弊社試験条件での限定的な値ですので、実際にお客様がご使用される走行条件・車種による効果は±の両方向にばらつきがあります。
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